体幹の安定力と大臀筋の機能
大臀筋の機能低下は仙腸関節の機能障害を起こしやすく、身体は一側の大臀筋の筋力低下を補う為に胸腰筋膜を介して反対側の広背筋を緊張させます。これは背骨が左右に傾く※側湾症、腰の筋肉のオーバーユースに繋がり腰痛なども引き起こします。
猫背(胸椎後弯)を防ぐには脊柱起立筋上部繊維の筋力と反り腰(腰椎前弯と骨盤前傾過剰)を防ぐには強い腹筋下腹部の筋力が必要ですが、理想姿勢を維持するにはアウター筋の筋力だけでなく、直接脊椎に付着し脊柱を固定する多裂筋や、姿勢の重心動揺に独自に働き、腹内圧を高め腰椎をサポートする腹横筋など深層筋の筋持久力が欠かせません。(コアスタビリティ)
グループエクササイズでは姿勢安定に必要な筋肉の強化と、オーバーユースや硬くなり易い姿勢筋のストレッチ・セルフマッサージを主に行なっていますが、私達の身体が故障する事なく、いつまでも本来のパワーを発揮し続けるには、全身の筋バランスと重力に抵抗できる適当な筋力レベルの維持が鍵を握っています。トレーナーKOKEN
医道の日本社「強める!臀筋」より図を引用
※ここでは「機能的脊柱側弯」
脊柱の変形を伴わない単なる脊柱の側方湾曲
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